ナンピンは悪なのか?

こんにちは☆COCOです。

初心者向けのFXの本には「ナンピンはするな」と

必ず書いてあります。

私もそれには同感です。

初心者の場合、ナンピン後に思った方向に戻らなかった場合、

損切りを躊躇して損失をさらに大きくふくらませてしまう

リスクがあるからです。

それであれば、最初からナンピンしないで損切りした方が

トータルでの損失を少なく抑えることができるはずです。

戦略的ナンピン・トレード

私の知人に「ナンピンを駆使したトレード」で、

月に数十万の利益を得ている兼業トレーダーがいます。

実際に話を聞くと、ナンピンのルールを明確に決めていて、

確実に損切りを執行できるので、大きなやけどを負うこともなく、

月トータルでプラスに持っていけるようです。
「戦略的にナンピンを使用している」ということですね。

ナンピンはなぜよくないのか?

ナンピンがなぜ禁止されるのかというと、

ナンピン後に目的の方向へ戻らなかった時に、

元々の建玉と、ナンピンの建玉と数量が増えた状態で

共にマイナスになっており、損失が増えてしまうこと、

さらに、損切りしにくい精神状態になること、

以上の2点からナンピンが禁じ手とされるのでしょう。

初心者はナンピンは使わない方がいいと私も思います。

ナンピンを戦略的に使う

でも、ナンピンの幅や数量、損切りの位置を

ルール化して、迷わず執行できるのであれば、

ナンピンによって、マイナスで終わるはずの

トレードをプラスにすることは可能です。

上級者向けの「戦略的ナンピン・トレード」です。

ナンピン後にマイナスが大きくなったときに、

ちゃんと損切りできるかどうか、が重要なのですが、

「トータルで勝つ」ことを理解していれば、迷うことなく

損切りできるはずです。

私の「戦略的ナンピン」

実は私もナンピンは使っています。

最初から分割エントリーできるよう、枚数を少し減らしています。

そして、最初の建玉がマイナスになったら、一定ルールのもとに

ナンピンします。

高確率で反転するであろうポイントでのナンピンです。

といっても、大きな幅でのナンピンではなく、最初の建玉が

損切にかかる前のナンピンです。

なので、最初のエントリー分とナンピン分がともに

損切になっても、大きな損失(ドカン)にはなりません。

小心者なので、大きな損切りには耐えられないからです。

もちろん、毎回ナンピンするわけではなく、次のラインで

戻るであろう確率が高い場合のみ、ナンピンします。

ナンピンしない時は予定通りに損切りして、ドテンするか

どうかを考えます。

手法やメンタルによるナンピン・ルール

ちなみに、前述の「戦略ナンピン」兼業トレーダーは

大きな幅でのナンピンを1回だけしているそうです。

トレーダーのメンタルにや手法よって、ナンピンのルールも

異なってくるのでしょう。

損小利大トレーダーなのか、損小利小トレーダーなのか、

それによってもナンピン幅は変わってくることでしょう。

損切できない方にはけっしてお勧めできない「ナンピン」。

もし、使う場合には、デモトレードでよく練習して

逆行した場合の損切に慣れてから、実践で使って下さいね。

実際、ナンピン後にマイナス方向に進むと、あわててしまって

損切できなくなってしまうものですから・・・

それでは今日も淡々とトレードしていきましょう!